【袋井市のデイサービス】高齢者の夏の睡眠環境と熱中症予防~レッツリハビリ袋井 座談会レポート~
皆様、こんにちは!
静岡県袋井市で運動やリハビリを中心に、皆様の元気を取り戻すサポートをしているデイサービス「レッツリハビリ袋井」です。
当施設では、日々の機能訓練だけでなく、ご利用者様の「おうちでの健康維持」に役立つ情報発信にも力を入れています。その一環として、隔週の夕方、運動が落ち着いた時間に「座談会」を開催しております。
座談会では、健康全般に関する豆知識をはじめ、日常生活での動作のコツ、ご自宅での福祉用具の選定方法、お口のトラブルを防ぐ口腔ケアなど、毎回さまざまなテーマをお話ししています。話すのは理学療法士や施設スタッフです。
今回は、先週の座談会で取り上げた**「夏の睡眠環境と熱中症予防」**について、レポート形式で詳しくお届けします!
睡眠の質を決める「深部体温」のコントロール術
良質な睡眠をとるための第一歩は、人間の「体温」の仕組みを知ることです。
私たちの体には2種類の体温があります。環境の影響を受けやすい「皮膚温度」と、脳や内臓の温度である「深部体温」です。深い睡眠(ノンレム睡眠)に入るためには、この深部体温を規則的に下げることが不可欠です。
夏の高温多湿な環境では熱の逃げ場がありません。体温が下がらないまま、自律神経が働き続けてしまいます。これが「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」といった睡眠障害の大きな原因と言われています。
【実践テクニック:入浴と冷却】
■ぬるめのお湯に浸かる
就寝の1〜2時間前に、38℃程度のぬるめのお湯に約20分ゆっくり浸かりましょう。一時的に深部体温を上げることで、反動による急降下を促し、眠気を引き出します。40℃以上の熱いお湯は逆効果です。脳を覚醒させてしまいます。
■冷やすなら「後頭部」
寝苦しい時、手足や首を直接冷やすのは逆効果です。血管が収縮し、かえって熱がこもってしまいます。無駄な発汗を抑えるためには、氷枕などで「後頭部」を局所的に冷やすことが推奨されています。
エアコンは「一晩中つけっぱなし」が正解!
夏場のエアコン運用で注意したいのは2点あります。「設定温度28℃」の誤解と、「就寝時の切タイマー」です。
■「設定温度28℃」の落とし穴
国が推奨しているのは「エアコンのリモコンを28℃にする」ことではありません。「実際の室温を28℃以下に管理する」ことです。夏の夜の理想的な室温は25℃〜28℃、湿度は50%〜60%です。
■タイマー機能が引き起こす夜間熱中症
夜にタイマーでエアコンが切れると、日中に建物の壁や天井に蓄積された熱(輻射熱)が室内に放たれます。その結果、室温は短時間で30℃を超えてしまいます。適切な温度設定(26℃〜28℃)で朝まで「連続運転(つけっぱなし)」にすることが合理的です。健康面でも電気代の面でも同様です。
■気流をコントロールして寝冷えを防ぐ
冷風が直接体に当たり続けると、急激な体温低下を引き起こします。エアコンの風向きは上向きか壁に向けて固定しましょう。サーキュレーターや扇風機を併用して、空気を緩やかに循環させることも大切です。
パジャマと寝具で「寝床の中」を快適に
部屋全体の空調管理だけでなく、体とパジャマ、寝具の間にできる空間(寝床内環境)を整えることも重要です。
■素材の選び方とダニ対策
人は一晩にコップ1〜2杯分(約500ml)の水分を放出します。綿(ガーゼなど)、麻、シルクといった天然繊維のパジャマや寝具を選びましょう。ポリエステルなどの化学繊維は湿気がこもりやすいため注意が必要です。また、布団乾燥機の「ダニ対策コース」を定期的に活用するのも効果的です。
■エアコン使用時は「長袖・長ズボン」を
半袖・短パンでエアコンをつけて寝ると、関節部が冷やされてしまいます。血流障害などを招く恐れがあります。通気性の良い薄手の天然素材で、ゆったりとした前開きの「長袖・長ズボン」が理想的です。
寝る前の「水分補給」が大切
寝ている間は水分補給ができません。そのため血液中の水分が減り、血流が滞りやすくなります。これが夏の夜間から早朝にかけての脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。
■就寝前と起床時にコップ1杯
寝る30〜60分前と起床時に、コップ半杯〜1杯(100〜200ml)の水やノンカフェインのお茶(麦茶など)を飲みましょう。一気に飲まず、少量をこまめに飲むのが鉄則です。
■NGな飲み物
アルコールやカフェイン(コーヒー、緑茶など)は利尿作用があります。かえって脱水を加速させるため、就寝前の水分補給には不向きです。
■大量に汗をかいた日は
水だけでなく、経口補水液(OS-1)や薄めたスポーツドリンクを活用しましょう。水分と塩分(ナトリウム)を同時に補給してください。
「客観的な数値」をルール化する
高齢になると、暑さを感じるセンサーや喉の渇きを感じる機能が徐々に低下します。本人の「暑くない」「喉が渇いていない」という感覚だけに頼るのはリスクが伴います。
目につきやすい場所に大きめのデジタル温湿度計を置きましょう。**「室温が28℃になったら必ず冷房をつける」「時計を見て1時間おきに水を飲む」**といった数値に基づくルールも効果的です。ご家族や周囲がサポートし、実行する体制が大切です。
レッツリハビリ袋井では
しっかりと運動を行う為にも、日々の睡眠の質を高めることは非常に重要です。レッツリハビリ袋井では、日々のリハビリテーションだけでなく、皆様の健康に関する有益な情報を発信し、ご相談にのってまいります。いつでもお気軽に施設スタッフまでお問い合わせください。
なお、レッツリハビリ袋井では、皆様に快適に運動を行っていただけるよう、施設内の温度が常に27℃前後となるように調整をしております。
このため、人によっては休憩中などに少し寒く感じるかもしれません。出来るだけ多くの方が快適に過ごせるよう調整に努めておりますが、冷房が苦手な方は上着など、上に羽織れるものをお持ちいただきますようお願いいたします。
皆様が住み慣れた地域で、いつまでも元気に自分らしい生活を送れるよう、全力でサポートいたします!
【お問い合わせ・見学予約はこちら】 電話:0538-31-2760 担当:杉本