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デイサービスで行う歩行訓練とは

この記事は 鈴木 敏和 により監修されています。

 歩行能力や歩き方(歩容)を改善するために、リハビリテーションではさまざまな歩行訓練を行います。

 理学療法士や作業療法士などのセラピストは、養成校で「正常歩行」について学びます。しかし実際には、すべての人が教科書どおりの歩き方をしているわけではありません。例えば私自身も、やや猫背で軽いがに股歩行です。決して学生時代に学んだ理想的な歩行とは言えませんが、歩く速度は十分にあり、転倒することもなく日常生活を送っています。大切なのは、歩き方の見た目だけではなく、その人が安全に、効率よく、自分らしい生活を送れることです。

 レッツリハビリデイサービスで行う歩行訓練も、単に「きれいな歩き方」を目指すものではありません。私たちが重視しているのは、利用者様の生活の質(QOL)を向上させることです。

 例えば、麻痺によって十分に動かせない筋肉がある場合には、残された機能を活用しながら別の動きで補う方法を考えます。また、膝が完全に伸びなくても、その歩き方の方が安定して安全に歩けるのであれば、その安定した歩行を維持できるよう練習を行います。さらに、「杖を使わないこと」を目標にするのではなく、その方にとって最も安全で効率的な杖を選び、適切に活用することも大切です。手すりがあることで安心して移動できるのであれば、自宅環境への手すり設置を検討することもあります。

 レッツリハビリでは、「どう歩くべきか」ではなく、「その方がどのような生活を送りたいのか」を大切にしています。買い物に行きたい、家の中を安全に歩きたい、趣味を続けたい、家族と外出したい――。そうした目標を実現するために何が必要なのかを考え、一人ひとりに合わせたリハビリプログラムを作成しています。

 歩行訓練の目的は、歩き方を矯正することではありません。生活の中で安心して動き、自分らしく暮らし続けること。そのために、レッツリハビリでは実生活に結びつく歩行訓練を提供しています。

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